倉敷市立自然史博物館友の会の行事



第415回自然観察会 「スゲの観察会」
 2013年6月2日(日) 報告

◆日 時 :2013年6月2日(日) 10時〜15時
◆場 所 :真庭市菅谷
◆講 師 :星野卓二・正木智美(岡山理科大学生物地球学部)
◆参加者:23名


スゲの一種 講師の先生
スゲ(の一種)。カヤツリグサ科スゲ属。日本には200種以上。イネ科との違いは茎が中空でない事。ほかのカヤツリグサ科と異なる点は果胞が袋状になり痩果を包む事だそうです。
講師の星野卓二先生。ハンドフリーマイクをつけて下さっていたため,後 ろの方まで良く説明が聞こえました。


集合場所 菅谷へ
勝山美しい森の駐車場に集合。左から3人目は同じく講師の正木智美先生 です。宜しくお願いいたします。
車に乗り合わせ,地名に「スゲ」の文字を戴いた菅谷(スガタニ)へ移 動。


観察会の様子 観察会の様子
10メートル進む間に5種類のスゲがみつかり,なかなか前に進みませ ん。分類には,雄花や雌花の他に葉の基部の形質が分類の重要なキーだそうです。根から掘り起こすのはそのためです。
駐車場に戻って,周辺を観察。


観察会の様子 観察会の様子
絶滅危惧U類ダイセンスゲの説明。県内ほかの一カ所は見当たらなくなっ てしまったそうです。
美しい森のビジターセンターで食事のあと,美しい森で観察。 雨もお湿り程度。タニウツギやヤブデマリの咲く中,22種のスゲについて,今年も丁寧に教えていただきました。美しい森の関係の方がた,講師の先生方,大変お世話になり,ありがとうございました。



(文/写真:中富 明子)




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