倉敷市立自然史博物館友の会の行事



特別企画「ミズアオイの種まきを手伝ってください」」
 2012年3月25日(日)報告

◆日 時:2012年3月25日(日)10時〜12時
◆観察場所:倉敷市加須山 倉敷川小瀬戸橋下流河川敷
◆講  師:榎本敬(岡山大学資源植物科学研究所・友の会会長)
◆参加者:52名


種まき2時間前 種まき開始前
種まき開始2時間前の様子です。前日に倉敷川の水位が増したため,耕地の水も ご覧のとおりです。これでは,耕地の中に入って種まきをするのが困難です。。
急きょ、配水ポンプを使って、耕地の水を倉敷川に放流しています。


種まきのはじまり ネイチャーゲーム
観察会の開始です。県内唯一の自生地であるミズアオイの説明が榎本会長からあ りました。春とは名ばかりの肌寒い日でしたが、ここ数年続くミズアオイの種まきは,すっかり友の会の春の風物詩になりました。
備中ネイチャーゲーム の会の方々と一緒にゲームをしながら、水が引くのを待ちます。


ゲームのようす 種まきのはじまり
ヒントになるカードを見ながら,グループ内で生きものの名前を考えま す。ミズアオイ・スイゲンゼニタナゴ・ダルマガエル・・・など,岡山県に生息する絶滅危惧の生きものたちとみんなで協力して環境を守っていく大切さを,遊びを通して教えていただきました。
いよいよ種まきの開始です。この日はテレビ局の取材がずっとありまし た。カメラマンの方も長靴をはいて入り,重い機材を両手で支えて悪戦苦闘の撮影です。


種まき終了 紙芝居
水面に青空が映え,今年も種まきが無事終了しました。
最後に狩山学芸員作製の紙芝居「ミズアオイのはなし」の初公開がありま した。種から芽が出て,花が咲いていく様子を絵を見ながら,おはなしを聞きました。きっと参加した人たちはきれいな花が咲く秋の観察会を楽しみにして帰路につかれたことでしょう。



(写真/文:島岡 浩恵)




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