倉敷市立自然史博物館友の会の行事



第377回自然観察会「大飛島の自然」
2012年2月5日(日)報告

◆日   時:2012年2月5日(日)11時30分〜18時
◆観察場所:笠岡市飛島 大飛島
◆講   師:狩山俊悟・友の会幹事


 大飛島での観察会は,白石島,大多府島,前島,北木島,鴻島,高島,頭島に続く,瀬戸内の島巡り第8弾として企画されました。
定期船に乗って笠岡諸島名物の美味しい「島弁(石切べんとう)」を楽しみながら島に渡り,クスドイゲ,タブノキ,オニヤブソテツ,金魚椿をはじめ島ならで はの植物などを観察しました。
定員は30名でしたが,キャンセル待ちだった1組が5人家族だったため,滑り込みで34名が参加しました。


船内 大飛島に到着
船内で笠岡諸島名物の美味しい島弁(石切べんとう)をいただきました。
笠岡港から船に乗ること約1時間で大飛島に到着しました。


観察会のはじまり 金魚椿
大飛島の植物目録(暫定版)全314種が載っているテキストを持って観察会が 始まりました。
尻替つばき公園内の珍 しい金魚椿(葉が金魚の尻尾の形)をみんなで観察しました。


瀬戸内の島々 むしむし探検隊
尻替から沖浦まで遠くに瀬戸内の島々を,足元の斜面にスイセンの花を眺めながら歩きました。
むしむし探検隊のメンバーがウバメガシの葉の裏にいたオオキンカメムシ を採集していました。


タブノキ 観察会の様子
沖浦から大浦に抜ける急な山道の途中のタブノキを見ました。
ホソバカナワラビの群落を見ながら大歳神社の石段を下りました。


ヤブツバキ 大飛島の遺跡
花をたくさん付けた大きいヤブツバキ,高さ6mはありそうです。
笠岡市指定の史跡「大飛島洲の南遺跡」の案内板が,元飛島小学校の校庭 にありました。


磯の観察 観察会のおわり
帰りの船の時間まで洲で磯の観察(イソギンチャクや海草など)もしまし た。
防波堤の間から船が急に姿を現しました。17時に出港し18時全員無事 に笠岡港に帰りました。


(写真/文:裾分 由美子)




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