倉敷市立自然史博物館友の会の行事
第319回自然観察会「ウミホタル観察会」
2009年9月26日報告
◆日 時:2009年9月26日
◆観察場所:玉野市渋川海岸
◆講 師:岡 秀彦(市立玉野海洋博物館)・坂本明弘(岡山県立玉島高等学校)
秋の夕暮れ,手に手に怪しげな物を持った人たちが集まってきました。
ここは市立玉野海洋博物館。
夜の海に漂う神秘の光に出会いたいと,殺到した申し込みの中から先着順の定員枠に入られた30名の方々。
さあ,青い光に出会えるでしょうか。
まずは館内で講師の先生方から。
採集方法などのお話を聞きました。
夜の浜辺。暗闇の中でライトの灯りを頼りに思い思いの仕掛け作りに余念がありません。
餌は?生魚の頭・ちくわ・レバー・・・。
エイヤー!と投げるのですが,暗くてどこに落ちたのやら。
あれあれ,浮いたまま波に押し返されるものも。
「入ってる?」
「これこれ!この小さいのがウミホタルですよ!」
「こっちも取れてますよ〜」
手にすくってこすり合わせ,真っ暗にすると
こぼれたウミホタル。白い砂浜も,ライトを消すと。一変して天の川。
館内に戻り発光実験や顕微鏡での観察。
ウミホタルってまるでミジンコみたいですね。
「きれいだったね」と,暗がりに去っていく親子の弾む声が聞こえてきました。
みなさん素敵な妖精に出会えて良かったですね。
講師の先生方お世話になりました。
(写真/文:山ア 法子)
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