倉敷市立自然史博物館友の会の行事



第306回自然観察会「帯江鉱山跡の観察
 倉敷市黒崎
 
2009年4月5日報告


 鉱山跡としては,珍しく町中にある帯江鉱山跡。銅の採掘が盛んだった明治30年には,全国第8位の生産量だったそうです。
 ヤマザクラが咲き,春の心地よい風にのって聞こえてくるウグイスやホオジロ,センダイムシクイの声を楽しみながら,帯江鉱山ならではの鉱物や熱水で変質した岩石を観察しました。
 

武智学芸員の帯江鉱山周辺の地質・鉱床についての説明を,みんな耳を澄ませて聞き入っています。
ズリの山を採集しながら登っていきます。


変わった岩石が見つかると,すぐに武智学芸員のところへ駆けつけて行って,同定してもらいます。
まとめの時間の説明では,黄銅鉱・黄鉄鉱・石英・緑泥石・方解石・孔雀石・珪孔雀石などが見られたそうです。みなさん,幾つくらい採集できたでしょう?いつもながら重い荷物(岩石)を手にさげて,帰路につきました。



(写真/文:島岡 浩恵)




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