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倉敷市街からも近い西坂には,「倉敷の自然をまもる会」が管理されているフィールド,通称奥西坂自然基地があります。
今回の観察会は この自然基地が舞台で,私たち「友の会」と「まもる会」との共催でした。 |
まず初めに狩山学芸員から,ラウンケルの生活形の説明がありました。ラウンケルの生活形は大きく分けると6つあるそうです。
地上から30cmより高い場所に休眠芽のある「地上植物」,それから低くなる順に,「地表植物」,「半地中植物」,「地中植物」,そして「1年生植物」,「水生植物」です。 |
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観察が始まると,いきなり地面を掘り起こす狩山学芸員のまわりに,ものすごい人だかりが出来ます。 「地表植物」,「半地中植物」,「地中植物」といった植物は,低温や乾燥に強いそうです。
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小さなお子さんも,大人に負けじと,一所懸命,メモをとられていました。
今回は倉敷ケーブルテレビの取材もあり,その日の夕方には観察会の模様が放送されたそうです。
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ナズナが白い可愛い花をつけていました。ホトケノザなども咲いており,確実に春は近づいてきているようです。
この日の参加者は,寒さにもかかわらず,予想を大きく上回る90名でした。
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タンポポの花も咲いていました。近年,タンポポの置かれている状況は極めて微妙で,現在,2010年の西日本のタンポポ一斉調査に向け,準備が進められています。
その後,地上植物の樹木についての説明もありました。地上植物は低温や乾燥には比較的弱い半面 ,適期には強い競争力を持つそうです。
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まとめでは,「友の会」の榎本会長が,いつものユーモアを交えながら,皆さんに生態学の勉強を勧められました。
また「まもる会」の河邉会長さんからは,「まもる会」,「友の会」の今後益々の,連携の呼びかけをいただきました。
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観察会のあとは,「まもる会」の皆さんが用意してくださった「クレソン鍋」をいただきました。もちろん「クレソン鍋」は初めてという方が殆どでしたが,エスニックな雰囲気で,あっさりとしてとても美味しく,何杯もおかわりをされている方もおられました。
また,「友の会」の方が用意してくださったハーブティーも好評でした。
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