倉敷市立自然史博物館友の会の行事



第277回自然観察会「森のなりたち」
 2007年10月14日報告

◆日時:2007年10月14日
◆場所:久米郡美咲町定宗
◆参加者:51名


 岡山県でも有数の自然林の残る本山寺周辺を訪ね,その森がどのようにしてできあがってきたかをテーマに観察しました。
 地元,美咲町からの参加者2名を加え,総勢51名が20mを超える照葉樹林にたたずみました。
 午前中は本山寺境内で照葉樹林を見上げながらの座学,午後は本山寺境内と本山国有林で照葉樹の観察をしました。
 
 
スダジイ,タブノキ,ツクバネガシなどの照葉樹が頭上をおおっていました。
座学は,難しい森林生態学の用語を,講師の池畑怜伸先生がユーモアあふれる話で解説されていきました(ちょっと眠かった人もいた?)。


「ヤブツバキはですね〜」
午後からは,本山寺境内と本山国有林でブナ科やクスノキ科の照葉樹を観察しました。


まとめでは現物と検索表を照らし合わせて,見たものに○をつけていきました。
もしかしたら本日の一番人気は「山姥の髪の毛」(ヤマンバノカミノケ= きのこの菌糸が束になって発達したもの)?
 
  
解散前には友の会オリジナル「どんぐりクッキー」が参加者全員に振る舞われました。

(写真:島岡 浩恵・狩山 俊悟,文:狩山 俊悟)




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