倉敷市立自然史博物館友の会の行事



第263回自然観察会「河原の岩石の観察会
 2007年4月8日報告

4月8日,河原の岩石の観察会が高梁川の中流部の総社市原で行われました。
川土手には桜が咲き,春うららかな日和のもと,たくさんの岩石を採集しました。


河原の岩石って,どんな色?どんな形?どんな種類の岩石があるのかな?武智学芸員につ いて集合場所から河原へ移動。(カルガモの親子みたいですね)
河原につくと,ここでみられる岩石のサンプルが16種類並べられている。1つ1つてい ねいに説明していただく。(少しわかったつもりになる)


説明のあとは,各々岩石さがし。
何種類の岩石がみつかるかな・・・・
採集した岩石をすぐに武智学芸員に同定していただく。自分の予想 した岩石の名前と同じかな?ちがうかな?


火成岩(花こう岩・せん緑岩・はんれい岩・かんらん岩)の放射線 測定をする。放射線が一番強かったのは花こう岩。
花こう岩が広く分布する中国地方は,日本の中でも放射線の強い地域だとか・・・
岩石を鑑定できるようになるには,まだまだ道は遠いようですが,たくさんの岩石をみる ことで、高梁川上流部が変化にとんだ地質であることがわかりました。
岡山県の地質に好奇の眼を向けさせてくれるきっかけとなった観察会でした。


(写真/文:島岡 浩恵)




[博物館のホームページへ]