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岡山県南部の倉敷市一帯にはたくさんの自然が残されています。古くから信仰で知られるこの由加山でも,豊かな緑の大地が広がっています。ここではどんな自然を見ることができるのでしょうか。 |
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シイ林 |
蓮台寺周辺に見られるシイ林。岡山県内ではなかなか見られなくなりました |
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ツブラジイの花 |
シイの花が咲くと,林一面が白くなります。 |
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カナメモチ |
シイ林の中でひっそりと花を咲かせるカナメモチ。 |
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ヤマモモ |
これはヤマモモ。7月になると,メスの株には赤い実がなり,食べられるようになります。 |
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ツバキ・ツバキシギゾウムシ |
ツバキの実に,ツバキシギゾウムシを見つけました。メスは口吻と呼ばれる長い口をキリのように使って,ツバキの実の分厚い皮に穴をあけ,そこに産卵します。 |
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ヒグラシ抜け殻 |
おや?これはヒグラシの声です。この抜け殻もヒグラシのもののようです。 |
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由加山は岡山県南部としては珍しく,たくさんのヒグラシが生息しています。 |
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ツクツクボウシ |
夏の終わりには,ツクツクボウシの大合唱が聞こえます。 |
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メジロ |
常緑広葉樹林を好むメジロ。由加山で最も出会うことの多い野鳥でしょう。 |
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ヤマガラ |
ヤマガラも常緑広葉樹林を好みます。 |
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ウグイス |
鳴き声はおなじみのウグイス。なかなか姿を見ることはできませんね。 |
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オオルリ(オス・メス) |
夏鳥のオオルリこずえの先端などに止まり,美しいさえずりを響かせます。 オスの背中はあざやかな瑠璃色です。メスは地味な茶褐色をしています。 |
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アオバズク |
アオバズクは青葉が茂るころ渡ってくるフクロウの仲間です。大木のうろで子育てをします。 |
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コナラ林 |
由加山の一部ではコナラ林を見ることもできます。 |
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アベマキ |
こちらはアベマキ。秋になると由加山で一番大きなドングリをつけます。 |
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ウリハダカエデ |
秋には美しい紅葉を見せるウリハダカエデ。 |
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ノコギリクワガタ |
樹液にクワガタムシが集まっています。少し赤みがかった大型のはノコギリクワガタ。 |
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コクワガタ |
コクワガタはうろの中に隠れています。 |
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オオゾウムシ |
オオゾウムシも一緒にいますね。みんな甘い樹液が大好きです。 |
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シイ林とならび,由加山の自然を特徴づけるのが良好な水辺環境です。ため池は多くの場所で見られます。 |
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ヒツジグサ |
葉と花を水面に浮かべるヒツジグサ。 |
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イヌタヌキモ |
水中を漂う,食虫植物のイヌタヌキモ。 |
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アカウキクサ |
かつては水田雑草として嫌われ者だったアカウキクサですが,岡山県で今でも見られるのは,由加山とその周辺地域だけになってしまいました。 |
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ナガエミクリ |
水中から茎をのばすナガエミクリ。 |
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スブタ< |
ふだんは水中に沈んで生活するスブタ。ため池の水が少なくなると姿を現します。 |
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カスミサンショウウオ |
水たまりにはカスミサンショウウオの幼生がいました。 |
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ため池周辺には湿地も見られます。 |
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サギソウ |
夏の湿地を代表するサギソウ。 |
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サワヒヨドリ |
秋には湿地一面にサワヒヨドリの花が見られる場所があります。 |
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ニシカワトンボ |
渓流にすむニシカワトンボです。透明な羽のものもいます。 |
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サワガニ |
流れの中でサワガニに出会いました。 |
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カワニ |
巻き貝のカワニナがいました。ゲンジボタルの幼虫はこの貝を食べて大きくなります。 上峠地区では渓流の周辺に公園が整備され,6月には手軽にゲンジボタルを観察することができます。 |
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ヒメギス |
近くの湿った草むらではヒメギスを見つけました。 |
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カナヘビ |
草地ではカナヘビにしばしば出会います。枯れた草の模様や色によく似ていますね。 |
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由加山。ここにはたくさんの生きものが息づいています |
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終了
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