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続成作用  〔戻る〕

堆積した泥・砂・れき・火山灰・生物の遺骸な どの粒子が,長い時間とともに互いに癒着(ゆちゃく)して固まっていく作用です。
なお,この過程で堆積物の粒子の間などに,新たに微細な粘土鉱物や沸石(ゼオ ライト)類など(自生鉱物)が生成することもあります。

続成作用
偏光顕微鏡写真
顕微鏡で見た砂と砂岩
バ ラバラな砂粒も堆積して数100万年〜数億年経つと,続成作用で癒着して硬い砂岩になる。

砂岩の続成作用
続 成作用の過程(砂 → 砂岩)
左:バ ラバラな砂粒。
中:堆積して数10万〜数100万年程度経つと,やや固まってくるが,崩れやすい。
右:数1000万年程度経つと続成作用が進み,完全に砂粒同士が癒着して硬くなる。

泥の続成作用
続 成作用の過程(泥 → 泥岩)
左:バ ラバラな泥粒。
中:堆積して数10万〜数100万年程度経つと,やや固まってくるが,崩れやすい。
右:数1000万年程度経つと続成作用が進み,完全に泥粒同士が癒着して硬くなる。