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縞状鉄鉱層(BIF) 〔戻る〕
20億〜30億年前のラン藻類(シアノバクテリア)が繁栄していた原生代の海で,それが光合成で出す酸素によって海水中の鉄分が水酸化鉄として沈殿し,それが地層中で脱水変化して赤鉄鉱化したもので,安定陸塊のオーストラリア・ブラジル・中国などに分布し,現在の鉄資源の大部分を占める。
縞状鉄鉱層の鉄鉱石 オーストラリア ハマスレイ 25億〜30億年前の堆積層で,赤い層は赤鉄鉱の微粒子を含むケイ質部分,黒い層が赤鉄鉱を主とする部分。なお,長い間に赤鉄鉱の一部は変成して磁鉄鉱に変化している場合もあり,磁石につくこともある。 |