結晶質石灰岩
 石灰岩が接触変成作用を受けて変化してできたもので,石材名で「大理石」と呼ば れているものの多く はこ の結晶質石灰岩である。接触変成作用の作用で,もとの石灰岩に含まれ ていた不純物が取り除かれ,純白色に近い色をしているものが多い。ほとんど方解石の粒子だけから できており,割れ口はその粒子がキラキラと反射する。もと の石灰岩と 同様,軟らかく,ハンマーでこすると簡単に傷がつき,有機化学工業,製鉄,セメントなどの原料として用いられる。また,きれいな模様があるものは「大理 石」と称し,装飾石材としても利用される。
 岡山県内では西部にしばしば見られる。
結晶質石灰岩 大理石
結晶質石灰岩右 は装飾石材(「大理石」)として用いられている結晶質石灰岩。