堀 和平(ほり わへい)


1841(天保12)− 1892(明治25)
洋画家。岡山県総社市に生まれる。備中松山藩の御用達を勤めるほどの富商であった家業を継ぎ、反物を商うなど実業家として活躍した。1879年から翌1880年まで県会議員として活躍する一方、神戸での仕事の合間に外国人から油絵の技法を学んだと言われる。菅原道真を描いた「天神像」や「母子像」など、日本的な画題に陰影や立体表現など洋画の技法を取り入れた作品を残し、岡山の洋画史の草分けとして重要な位置にある。満谷国四郎の従兄でもあり、国四郎は幼少時よりしばしば和平のアトリエを訪れていたという。1891年、貿易商となるため神戸に移るが翌年急逝する。杏邨と号して日本画も描いた。



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