御船 綱手(みふね つなて)


1876(明治9)−1941(昭和16)
日本画家。倉敷市に生まれる。14歳の時、画家を志して、初め円山派の木村応春に、ついで大阪の渡辺祥益に学ぶ。その後上京し、川端玉章に師事する。1896年、東京美術学校に編入、橋本雅邦に師事する。1897年、日本絵画協会第2回共進会で「山櫻鷲」が2等褒賞を受ける。1899年に東京美術学校日本画科を卒業した後は、大阪で画業に励む。1910年、日英博覧会に際して欧米を旅行。ハワイからアメリカ合衆国を横断してヨーロッパに渡り、イギリス、フランス、イタリア、スイス、ドイツ、オランダ、ノルウェーを経て、ロシアからシベリア鉄道で帰国した様子を、1913年、「世界周遊実写 欧山米水帖」として描いた。晩年は、自宅に植物園を造り、植物の研究を深めて週刊朝日に「百花画譜」を発表するなどした。



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