杉全 直(すぎまた ただし)


1914(大正3)−1994(平成6)
洋画家。東京都品川区に生まれる。1934年、東京美術学校油画本科に入学。1936年、第23回二科展に「蓮池」が初入選。この頃からシュルレアリスム風の作品を描き始める。1937年、油画科同期生有志でグループ・貌を結成。1938年、東京美術学校を卒業。1939年、第9回独立美術協会展に「鏡(映像)」「頌歌」を出品し、独立美術協会賞を受賞。同年、美術文化協会の設立に同人として参加。1940年、第1回美術文化協会展に「氷柱」「エンジン」を出品、以後出品を続ける。1953年、美術文化協会を脱退し、無所属となる。この頃からキュビスム的要素を強める。1960年代からは、重厚なマチエールの亀甲形フォルムによるきっこうシリーズを発表。1962年、第31回ヴェネチア・ビエンナーレに「きっこう」などを出品。1968年に多摩美術大学美術学部油画科教授、1977年に東京芸術大学美術学部油画科教授となる。1981年、第31回芸術選奨文部大臣賞を受賞。

杉全 直 「窪んだ空間」
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