小野 雲鵬(おの うんぽう)


1796(寛政8)−1856(安政3)
日本画家。倉敷市に生まれる。黒田綾山について南画を学んだ後、14歳で京都に出、四条派の柴田義董に入門したという。義董の没後は、岸駒に絵画を学ぶ。修行を終えて帰郷し、丹波亀山藩の飛地であった倉敷市玉島長尾に居を構え、在地のまま亀山藩のご用を務めて、士格に準ぜられる。山水画は南画と四条派の折衷的な傾向を持つものが多く、花鳥画には岸駒の影響からか江戸中期、長崎に来た清の画家・沈南蘋の系統を引く写生的で濃彩の加えられた鮮明な作品がある。



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