2/22(日)いきもの茶屋「ベトナム戦争 いきものたちの復興」を開催しました。

「ベトナム戦争 いきものたちの復興」と題して、第11回目のいきもの茶屋を開催しました。

タイトルにあるとおり、ベトナム戦争時に主にベトナム南部に散布された枯れ葉剤により失われてしまった広大なマングローブ林を再生する活動についてお話をしていただきました。

越山先生はこの夏、「南遊の会」というベトナムのマングローブ植林NGOのスタディツアーに同行されました。現地での交流・植林活動や、生物調査などを行われた体験、またそこで色々と考えた日本との違いなどを写真を交えてご紹介いただきました。

前半部分では、越山先生の経歴や、なぜベトナムに行くことになったのかなどをお話しいただきましたが書ききれないので割愛。

第1回目のいきもの茶屋の講師をしていただいたときには、自転車で鳥を見に行った話をしていただきましたが、その際の話を少しコンパクトにしてご紹介いただきました。

その際の内容は「自転車で鳥を見に行こう!」というWEBページに掲載されていますのでぜひご覧下さい。

 

 

1975年にベトナム戦争が終結し、南部にあるカンザー地区では3年後にはマングローブの植林を開始しました。ベトナム政府の事業や外国のNGOなどによる植林プロジェクトによって、2012年までに27,000haを植林し、森林面積としては戦前に迫る回復を見せています。

しかし、樹種が少なくとりあえず植えたという状況だそうです。失われる前のマングローブ林は、潮の干満によりさまざまな樹種が生育していましたが、現在の段階ではそこまでの回復はしていません。

樹種を増やすにはどうすれば良いか、以前の林相を取り戻すために効率的な方法は何か、などさまざまな試行錯誤を重ねながらマングローブ林の再生活動は今後の100年を見据えて、今なお取り組みが続けられています。

人間の愚行により失われてしまった自然環境を、人間の手で取り戻すことができれば、それはひとつの大きな希望になると思います。しかし、自然の再生という行為は、人間の時間では数世代に渡ってやっと結果が見え始めるようなものなので、もし方向性が変わってしまえば、再生活動もそこでストップしてしまう恐れもあります。

地球で暮らす「いきもの」にとって自然環境は不可欠のものです。人間も地球上に暮らす一つの種にすぎないので自然環境がなければ生きていくことはできません。

自然環境は、「破壊した・されたから再生する」のではなく、「自然環境の中で生きていくのだから可能な限り保全していく」ということをもっと多くの人が共有して生きていくことが必要だと思います。

 

越山先生はたくさんの経験を通してお話をしてくださるので、聞く分にはとても楽しく、興味深いお話をしていただけますが、それをまとめるとなると私の力量不足でうまくまとめることができません。。。

岡山県自然保護センターの発行する自然保護センターだより1月号から今回のツアーの内容について連載されていますので、ぜひご一読ください。

越山先生はご専門は「昆虫」ですが、現在の肩書きは「動物画家」です。写真右側にみえている青い鳥は越山先生が描かれた「ブッポウソウ」です。「岡山動物画の会」を主宰され、動物の絵を描く活動もされています。

4月5・6日と倉敷物語館で展覧会を開催されるご予定です。5日には超初心者向けに「色鉛筆による野鳥画」の体験講習もありますよ。

<関連リンク>

バードリサーチ調査研究支援プロジェクト:越山先生が企画したベトナムでの調査研究

自転車で鳥を見に行こう!:越山先生の旅行記

南遊の会:ベトナム・マングローブ林植林NGO

南遊の会から会報と事業の成果物、スタディツアーに参加した方の感想などをまとめた冊子を頂いています。複数頂きましたので、1部だけエコライブラリーの所蔵にして、興味のある方には先着でお分けいたします。欲しい方はエコライブラリーまでお越し下さい。

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